自治会・町内会インタビュー 三軒茶屋町会 – 1 新米会長と新米役員はこんな方

新会長石綿さん(左)と新役員志賀さん(右)

家族は好きにやったらって感じで見てくれていて、宣伝もなにもしない感じでやってるんです。

三軒茶屋の閑静な住宅街にぽつんとある喫茶店 コーヒーショップトレヴィ。2023年5月に三軒茶屋町会の町会長に新たに就任した石綿さんがオーナーを務める喫茶店だ。

「私はまあ、どっちかって言うとアナログ人間だから」とおっしゃる石綿さんだが、若い人との繋がるためにTwitter、仕事関係の人たちとの交友関係のためにFacebookとSNSも駆使されているほど柔軟な考え方をお持ちの新米会長さん。

元々公務員として大田区と目黒区の大学団体や国際交流協会に関わり、社会福祉法人関係で障害福祉に携わるなど東京都の様々な施策に尽力されてきた。

その中でも土木や道路管理などが1番お詳しいんだそう。

10年もやればね、だいたい東京の中では一番古株になるから。

一方で新たに役員に就任された志賀さんは定年退職されるまでIT業界でICTの普及事業としてデジタル教材の提供やWebサービスのプラットフォーム開発などの第一線で活躍されてきたそうだ。

と言いながら、SNSはほぼほぼほぼやってない笑

志賀さんのポリシーは“ノーコード”ではなく“ローコード”。簡単にプログラミングを行えるノーコードという手法を、さらに細かな部分に対応させるためのローコードプログラミングを推奨しプラットフォーム開発を行ってきたが、インフラを用意するところまでで運用には携わらないそう。

実際に運用のセンスがある方が関わると、例えば、お店の集客変わってきたり結果が出てくるから面白そうだなと思うんだけど、私にはできない。

NPO活動に関わり仲間集めのためのSNS活用の検討や運用を見てきた石綿さんも同様に“仲間集め”の難しさを感じていた。

行政マンとして理屈が中心の世界で共感を呼ぶとか、“人の心を動かす”みたいな分野を勉強してこなかったという石綿さん。興味を持ってもらうところまではできても仲間になってもらうところまでのアナウンスは難しいとこれまでの経験を語ってくれた。

町会活動に共感して加入してくれる人はいるにはいるけど、10年以上やってもほんとに数えるほどだったなって思います。

公務員として活躍され、SNSを駆使する石綿さんと、IT業界の第一線で尽力されてきたもののSNSをほとんどやらない志賀さんというユニークなタッグが三軒茶屋町会を新たにけん引していく。

今回の三軒茶屋町会のインタビューでは、このお二人が取り組んでいる防災切り口の町会の施策やこれから実施予定の新たな取り組みについてお話をお伺いしようと思う。

三軒茶屋町会インタビュー2に続く。

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