自治会・町会インタビュー 経堂南町会 会計サポート 高橋さん

経堂南エリアに嫁いで47年ほどが経つという高橋さん。2人のお子さんを育て、やはり小中学校ではPTAに関わり卒業後はすのんびり過ごしていたんだそう。
その頃すでに町会には加入していて、回覧板で存在は知っていた高齢者クラブの中のひとつである「輪投クラブ」の代表の方に声をかけられたという。

当時92、3歳くらいだった輪投クラブの代表の方に「とにかく顔だけでも出してみて」とお願いされて覗きに行った結果、そのまま加入することになる。
そんな輪投クラブにもやはり会計だったりの係があり、前任者が体調を崩されたタイミングで高橋さんに白羽の矢が立った。

輪投クラブの会計と細かい雑用をこなしながら地域コミュニティの仕組みを知った高橋さん。高齢者クラブの運営には経堂南町会も関わっているのでその流れで町会役員の打診が届いた。雑用とか下働きだったら良いですよ、と高橋さんは快諾し、2020年から経堂南町会にも関わることとなる。

実際町会役員になって大変なのかを高橋さんに聞いてみた。

大変は大変なんだけど、最初は恐る恐るだったけど皆さんすごくいい方たちなんですよ。だから町会がうまく動いていて、その中でわかんないことは教えてくださったりするので、居心地悪くはないと思います。

とはいえ「お手伝いします」とは言ったものの、町会の中にも様々な部会があり、近隣エリア8町会にも関連した会議があったりと主婦だった高橋さんは未知の経験に驚かされてばかりだという。町会内だけの雑務だけであれば多少の大変さですむものも、近隣エリアなどにまたがる行事や施策に関しては周りの町会との連携も必要となってくる。

そうしたコミュニケーションが重視されるため、輪を乱さずに協力してくれそうな人のヘッドハントで役員を増強していくのが経堂南町会のスタイルだという。

少数精鋭で町会運営を行う地域とは違い、経堂南町会は“みんなで少しずつ”。役割分担を行えるということはそれだけ業務の整理と細分化ができているということだ。長い時間をかけて組織の体制を整えてきた経堂南町会の努力が垣間見えた。

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