自治会・町会インタビュー 代沢中町会 ~ 町会役員になったきっかけは? – 2 防災部長柏木さんの場合

世田谷 代沢中町会 柏木さん

防災部長の柏木さんが代沢中町会に参加したきっかけは今から3、40年前、柏木さんのお母様が防災訓練に参加したときにさかのぼる。

「こういう活動に息子が参加してくれたらいいんだけれど」

と地域に長く代を変えても住み続けているご家庭ならではの自然な流れで仕事を定年退職してから町会役員に参加することになった柏木さん。現在では防災部長として毎週の会合や代沢中町会地域の防犯パトロールに尽力されている。

代沢中町会 柏木さん

会社にいたころ組合をやっててね、あれって何かあったときのためにって会社は入るんだよ。だから町会もそういうのと同じなんじゃないかな。

近年の若い世帯の町会離れについても、会社でいう“組合”に置き換えればもっと身近に考えやすい、と柏木さん。代沢中町会の役員の皆さんは「どうすれば町会に入ってもらえるか」よりも「どうすれば自分の住んでいる地域に興味を持ってもらえるか」というもっと広い枠組みで町会活動について考えられている。

また、柏木さんは“いちのいち”の使い方にもこだわりがあり、“自治会公式”は公式らしい情報を投稿したいというお考えの持ち主だ。“いちのいち”は自治会・町内会向けSNSとしてサービス提供しているので、役員の方はじめ一般会員の方のコミュニケーションツールとして活用していただくことを想定している訳だが、柏木さんは“いちのいち”のよさを「自分から情報を取りにいかなくても大事な情報をプッシュ通知で知らせてくれるところ」だと言う。

こうした“いちのいち”の機能面については管理権限のある人は「自治会・町会公式」として投稿でき、また“いちのいち”内の表示でも「自治会からのお知らせ」や「回覧板」といったタブで切り替えたり、プッシュ通知もユーザー毎に受け取るお知らせの内容を変更できるといった機能が実装されているものの、「一般会員の人にその使い方を理解してもらうのが難しい」とのご意見もお聞かせいただいた。

代沢中町会 柏木さん

他のSNSやってても、誰が何食べたとかはあまり興味なくて、でも自分の興味のあることなら英語でだって調べにいく。

“いちのいち”のよいところは自治会・町会公式と役員さんご自身としての投稿を切り替えられるところでなので、柏木さんのご興味あることをご自身のアカウントで投稿してみていただければ!とお話したところ、ご趣味がお散歩だそうで「散歩はひとりでやるものだから特にいいたいことはないけれど、小川さんの将棋みたいなのだったら将棋仲間に“いちのいち”でコミュニティつくろうよ、なんて話はいいと思うよ」と笑いながら提案してくださった。

英語でも好きなことは積極的に調べるという柏木さん。それが何だったのかはお伺いできなかったものの、こだわりが強い一方柔軟な考え方で代沢中町会で活躍する柏木さんは今日も地域の子供の登下校を防災部長として見守っている。

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